キリエフの裏通りで一命を取り留めたトルドは、数奇な運命に戸惑いながら故郷エウロへと戻る。
自分だけが生き残ったことを知った彼は、盟友ハビの遺児ラフィータを探し出し、共に生きていくことを決意した。
二人で歩んだ道の先で、トルドは生きることの意味を知る──

『渡り鳥の門は遠く』の後日譚として描かれる、もうひとつのエウロの物語。

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